コラム

住みながらのリフォームは可能なの?知っておきたい注意点を解説!

こんにちは。

地元豊橋、豊川で増改築リフォーム専門店を営んでいるありがとうの家です。

 

リフォームの規模や内容にもよって異なりますが、仮住まいを用意しなくても住みながらリフォームをする事が可能な場合もあります。

今回は、どのようなリフォームなら住みながらでも可能か、また住みながらリフォームをする事のメリットとデメリット、注意点をお伝えします。

 

◆住みながらのリフォームは可能なの?箇所別にチェックしましょう◆

まずは、リフォーム箇所や内容ごとに、住みながらの施工が可能かどうか見ていきましょう。

□キッチンリフォーム

システムキッチンの交換は2日程度で済むケースが多く、住みながらのリフォームは可能です。ただし、キッチンの設置場所変更や間取りをリフォームするケースでは、数日から10日の間キッチンが使えなくなります。その場合はお弁当や外食を続けるか、カセットコンロやホットプレートを利用してかんたんな調理をするといった方法を検討するとよいでしょう。

□浴室リフォーム

ユニットバスの交換程度のリフォームの場合、最短で2日ほどで済みます。その間浴室は使えないため銭湯を利用するなど対策をしなければなりませんが、住みながらのリフォームは十分可能です。

在来工法の浴室からユニットバスに変更する場合は1週間かかりますので、銭湯の回数券の購入や、複数の銭湯巡りを楽しむのもよいかもしれません。

□内装リフォーム(壁・床)

住まい全体の内装リフォームを行う場合では、仮住まいを用意することをおすすめします。生活空間を確保しながら一部屋ずつリフォームを進めていく形で、住みながらリフォームを行うことも可能ですが、その分日数がかかり結果として職人さんへの人件費が高くつく場合があります。仮住まいに移ることで、短期間で効率よく内装工事を進めることが可能です。

ただし弊社の場合ではお客様のご都合を優先いたしますので、お住まいになりながらのリフォームを行うケースが多いです。

□全面改修工事

すべての部屋の床・壁・天井を剥き出しの状態にして行う全面改修工事の場合は、必然的に住みながらのリフォームは不可能です。リフォーム工事にかかる期間、ホテルやウィークリーマンション、賃貸物件など仮住まいできる場所を探しましょう。

 

◆住んだままリフォームをするメリットとは◆

住みながら行うリフォームにはメリットとデメリットがあります。その両方をしっかり把握したうえで、どうするべきか決める必要があります。ではメリットはどういう点か、確認していきましょう。

□仮住まいが不要な分、の資金の節約ができる

住みながらリフォームを行う最大のメリットは、仮住まいにかかる費用を節約できることです。一時的とはいえホテルで生活する場合は工事期間中の家族全員分の宿泊費用がかかります。ウィークリーマンションや賃貸物件であれば家賃のほか、敷金や礼金・仲介手数料・火災保険料などの諸費用が掛かります。実家や親せきの家に間借りする方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり完全無料というわけにもいきませんよね。そういった費用を節約できるのは大きな魅力です。

□リフォーム経過を間近でチェックできる

住みながらのリフォームの場合、現在どの程度までリフォームが進んでいるのかを随時チェックできるという点も、メリットといえます。職人さんと直接話をすることができるため、要望を具体的に伝えたり、気になる点を確認できたりする良さもあります。結果的として、満足度の高いリフォームができることでしょう。

 

◆住んだままリフォームをするデメリットとは◆

次にデメリットについてお伝えします。これを知らずに住みながらリフォームして、後悔をしたというケースも多く見られるため、こちらも要チェックです。

□騒音やほこりの発生

住まいの中で工事を行うことで、大きな音やにおいの発生は避けることができません。また、既存の設備機器を取り外したり床を剥がしたりといった作業中に、ほこりがたくさん舞ってしまうこともあります。

リフォーム工事期間中、それらが気になって家で食事ができない、洗濯物に汚れがつくため干せない、ゆっくりくつろいだりお子さんが勉強できないなどの支障が出ることを覚悟しておく必要があります。

□工事業者が出入りするので落ち着かない、プライバシーの確保ができない

リフォームの施工内容によっては、担当する職人が異なるケースが多くあります。解体、配管、電気工事、設置、内装など、さまざまな職人さんが入れ代わり立ち代わり出入りします。常に家の中に他人がいることでプライバシーが確保できず、強いストレスを感じる可能性もあります。

□外出しづらい

上記の場合では、職人さんに鍵を預けて外出するということも可能です。しかし、セキュリティ面が心配で、リフォーム工事の期間中はずっと家にいるというケースが多いようです。ちょっと買い出しに行きたくても気になってなかなか行けない、家族の送り迎えや病院など、いつものようには外出しづらくなることを視野に入れておきましょう。

 

◆住みながらリフォームをする場合の注意点とは◆

住みながらのリフォームにはメリットもありますが、やはり負担に感じられる面も多々あります。では、できる限りストレスなく、そしてスムーズに進めるためにはどうしたらよいでしょうか。

□リフォーム工事の時期を慎重に考える

リフォーム内容によっては、工事期間中エアコンや空調機器など家電が使えなくなる可能性もあります。なるべく暑い時期や寒い時期は避けるべきでしょう。また住みながらリフォームをすることはストレスをかかることを考え、お子さんの受験時期や家族の資格試験の際など、大切な時期は外す必要があります

□施工の邪魔になる大型家具や家電はトランクルームに預ける

住みながらのリフォームが可能な場合でも、工事がスムーズに進行することを第一に考え、大型家具や家電などは一時的にトランクルームに預けるとよいでしょう。これを機に不要なものを整理・処分するというのも良いかもしれません。

□水廻りの設備が使えない期間はどう対応するか考えておく

リフォーム内容によっては、キッチン・浴室・トイレなど、生活の必需品である水回りの設備が使えなくなることもあります。あらかじめ、リフォーム期間中に何が使えなくなるのか、その期間は何日程度なのかをしっかり確認・把握しておきましょう。そして、使えない期間はどうするべきか対処法を考えておきましょう。特に小さいお子さんや高齢者がいるご家庭では、極力負担にならないように配慮することが重要です。

 

◆おわりに◆

いかがでしょうか。住みながらのリフォームのメリットとデメリットを理解されたうえで、ご自分やご家族にあった方法を選んで下さいね。

また住みながらのリフォームをスムーズに進めるためには、まず第一にリフォーム会社と事前に綿密な打ち合わせを行うことが必要です。

弊社では、お住まいになりながらのリフォームをこれまでに数多く取り扱ってきました。お時間は掛かりますが、仮住まいの余分な資金を用意されなくても、可能な限りお客様のご要望に沿った工事の仕方を提案させていただきます。どうぞお気軽にご相談ください!

(株)ありがとうの家 代表 塩川昌志(二級建築士)