コラム

いざリフォーム!気になる期間はどのくらいなの?

こんにちは。

地元豊橋、豊川で増改築リフォーム専門店を営んでいるありがとうの家です。

 

リフォームを行うことに決めて、次に気になることの一つは「工事はどのくらいの期間がかかるのかしら?」ということですよね。

リフォームの内容によっては仮住まいを用意する必要もありますし、業者が毎日出入りするとなるリフォーム中の暮らしは、在宅時間の調整などもする必要があり、できれば工事期間の目安を把握したいものです。

全面リフォームのような大型リフォームから、一部のリフォームの場合についても、それぞれの工事期間の目安をお伝えするので、リフォームを検討されている方はこんな情報も参考になさってください。

 

◆なぜリフォーム工事期間を把握していた方がよいの?◆

リフォーム工事、と言っても様々な工事の種類があり、また工事をするか所によってもその期間はまちまちです。工事前には現場調査が必要ですし、場合により耐震診断なども行います。

実際に工事に取り掛かれば、解体や撤去、養生や造作、設置や仕上げなど多くの工程があるので、それらを含めてトータルのリフォーム期間がどれくらいになるかを把握する必要があります。

とくに大規模な全面リフォームになると、自宅でそのまま生活を送るのが難しいこともあり、その間の仮住まいを探す必要があります。このときリフォームの工事期間の目安を把握しておかないと、仮住まいの賃貸契約も難しく、その費用もめどが立ちにくくなります。このようなお困りごとを防ぐために、工事期間の把握をしておきましょう。

 

◆全面リフォームの工事期間はどのくらい?◆

全面リフォームは、言葉の通り建物を全面的にリフォームすることです。間取りを大幅に変更したり、建物の躯体に手を加えることもあります。

全面リフォームとなると工事期間もかなり長期的になりますが、他にもいろいろな要因によって工事の期間は変動してきます。

まず、リフォームを行う周辺の環境によっても工事期間が変わります。資材を運ぶトラックや重機が入れないような狭い場所の場合、人の手で代わりを行うために工事期間が長引くこともあります。また工事の際の大きな音を出せる時間帯が限られているような場合も、工事がスムーズに進行せず時間がかかります。

また、天候や築年数の古さによっても工事期間が延びる場合があります。悪天候が続くと工事も予定通りには進まない場合があり、築年数が古い場合は構造の補強を行う必要も出てくることから、工事期間が延びることが多いようです。

 

◆部分リフォームの工事期間はどのくらい?◆

つぎに、部分的なリフォームではどのくらいの期間がかかるのか、お伝えします。部分リフォームも規模や複合で行う場合により期間が変わってきますので、ここでは各所のリフォーム期間の目安をお伝えします。

□キッチン
キッチンのリフォームは、ガスコンロをIHに変更する、レンジフードを替えるといった小規模な工事から、キッチンを含む間取りそのものを変更するという大規模な工事まで様々です。
小規模な工事であれば、1~2日程度ですが、大規模な工事では1~2週間かかります。
キッチンをリフォームする場合は、その間の調理に困るので、カセットコンロやホットプレートなどの用意もあったほうが良いでしょう。

□浴室
浴室のリフォームの場合、水栓やシャワーヘッドの交換などは1日で済みますが、ユニットバスの交換や在来浴室をユニットバスに変更する場合は、1~2週間の期間を見ておくとよいでしょう。
解体、撤去、配管のやり替えや、場合により浴室ドア周りの補修なども必要となる場合もあります。

□洗面所
洗面所のリフォームで一番多いのは洗面化粧台交換で、これは1日で済みます。しかし、壁・天井のクロス貼り替え、床のクッションフロアーの張り替えや、場合により水漏れなどで傷んでしまった床板の張り替えが必要な場合は、1週間ほどの工期がかかることもあります。

□トイレ
トイレリフォームは、便座や便器の交換のみであれば1日で終わります。しかし、壁や天井のクロス貼り替え、床のクッションフロアーの貼り替えを行うまるごとトイレリフォームとなると、1~3日掛かります。
埋め込みの収納棚やトイレ内手洗い器の設置を含めると、もう少し期間が長くなります。

□リビング・内装
リビングや居室の内装のリフォームは、多くが壁・天井のクロスの貼り替えです。この場合は3~4日掛かります。
フローリングをリフォームする場合は、もう少し日数がかかります。弊社ではフローリングを張り替えるよりも、既設のフローリングを捨て貼りとして、その上に新たなフローリング材を張る「増し張り」工法をよく行い、日数も費用も抑えています。
リビング・内装の工事の場合はお住まいになりながらの工事が多いですが、施主様が普段お過ごしになるスペースに手を入れることから、状況によっては仮住まいを用意したほうがよいかもしれません。

□窓
窓のリフォームで弊社が一番よく手掛けるのが、既設の窓枠の中に設置できる二重窓の設置です。施工は1日で済みますが、遮熱性・断熱性・防音性に優れた二重窓は、非常に人気の高いリフォームの一つです。

 

◆リフォームの工事期間を短縮するコツとは?◆

リフォームの工事期間を短縮するポイントとしては、工期を短縮することが可能な材料を選ぶとよいでしょう。また、気候の良い季節を選んでリフォームを行うと、工事もスムーズに進められます。

例えば、ユニットバスの基礎やエクステリア工事の土間コンクリート打ち工事は、コンクリートが乾くのに夏なら数日、冬なら一週間と期間に違いがあります。

今リフォームを検討されているのでしたら、工事に必要な期間をしっかりと把握しておくことで、工事完了までの間、どのように行動をするべきか考えましょう。また色々な要因で工事期間が変動することも踏まえておくと、工事の途中の困りごとが減らせることでしょう。

またこうした工事のスケジュールをしっかりと説明をしてくれる、信頼できる会社にリフォームを依頼することが、大成功のリフォームへの近道といえます。

(株)ありがとうの家 代表 塩川昌志(二級建築士)