コラム

浴室リフォームはいつどのタイミグで?知っておきたい浴室リフォームのあれこれ

こんにちは。

地元豊橋、豊川で増改築リフォーム専門店を営んでいるありがとうの家です。

 

リフォームのOBにお伺いしたところ、多くの方が「お風呂の故障」によってリフォームに踏み切った、というお声を頂きました。
浴室リフォームは大掛かりな工事になる為費用もかかります。大成功のリフォームをするために、浴室リフォームについて知って役立つことをお話しします。

 

◆リフォーム?クリーニング?◆

築年数、家族構成、今ご使用の浴室によっても、お困りごとは変わってくると思いますが、気になるのは浴室リフォームの費用ですね。
浴室リフォームの費用は50万円~150万円と、ほかのリフォームに比べて相場に幅があり、一概にいくらです、という答えが出せません。
なぜなら、既設の浴室の傷みの程度や撤去費用、配管工事、新しく設置する浴室の価格によって金額が変更してくるからです。

そこまで困っていないけど、

■ お掃除してもカビが落ちない
■ 排水の流れが悪い

などの問題でお困りの場合は、クリーニングを利用したほうが低価格で済みます。

しかし、リフォームのタイミングを誤って大きな不具合(排水の漏れなどで基礎が傷むなど)が生じると、大掛かりな修繕費が掛かったりすることも。
クリーニングかリフォームか見極めるのは難しいことですが、次にお話しする浴室リフォームのタイミングを参考にして、不安な点が多かったら、まずは弊社にご相談だけでもしてくださいね。

 

◆これが浴室リフォームのサイン!◆

■ 脱衣所の床がベコベコして足元に不安がある
■ 浴室の床、壁にひびが入っている
■ 掃除をしてもカビがひどい
■ 排水溝が詰まって流れにくい
■ 15~20年以上浴室を使い、メンテナンスをしていない

いかがでしょうか。実はこれ、1つでも当てはまっていたら浴室リフォームのサインなのです。これらは、浴室の構造全体の傷み、腐食が進んでいることを示しているのです。

まだ使えるから、と先延ばししたいのが人情ですが、腐食が進むと先述のように余計な修繕費がかかる場合があり、なるべく早めに浴室リフォームを検討されることをお勧めします。

 

◆いざ浴室リフォーム!2つの工法があります◆

浴室リフォームを決断されたら、次に考えるべきことは2種類の工法から1つを選ぶことです。
浴室リフォームには「在来工法」と「ユニットバス」という2つの工法があります。

在来工法
在来工法とは、壁や床を造り上げ、浴槽や水栓金具を1つずつ選んで組み合わせる工法です。いわゆるオーダーメイドの浴室で、例えばヒノキの浴槽、大理石の床材にしたいとなると、在来工法での浴室リフォームになります。この場合、費用も非常に高額になることが多いです。

ユニットバス
ユニットバスとは、設備機器メーカーが出している規格品の浴室です。機密性と断熱性に優れていることから、在来工法の浴室に比べて冬暖かく、またお手入れがしやすいことが特徴です。規格品ですので工期も短くて済みます。
デメリットはサイズがある程度決まっていること、デザインもラインナップの中から選択するしかなく、個性的な浴室にはなりません。
また現在の浴室が変形した形だったり、極端に狭い場合はユニットバスの設置はできません。

在来工法は予算が許せば夢の浴室の実現が可能ですし、ユニットバスはリーズナブルで高機能の浴室になります。せっかくのリフォームなので、慎重に検討してくださいね。

 

◆浴室リフォームでは、工事費用の内訳をしっかりチェック◆

ここで現実的なお話しに戻ります。浴室リフォームで気を付けたほうが良いことは、工事費用の内訳です。例えばユニットバスのリフォームで、パンフレットの本体価格だけを見て「あれ、安い。これならグレードアップを・・・」となってしまう場合がありますが、ちょっと待ってください。
浴室リフォームでは、本体価格のほかに「工事費」がかかります。

工事費」とは、解体撤去費、組み立て工事費、配管工事費、補修費などのことです。金額はリフォーム時の状況、お住まいの状況によっても変わってきますが、50万円~100万円掛かるため、浴室リフォームの予算は多めに用意しておくとよいでしょう。

ユニットバスの金額も、30万円~90万円くらいと幅があります。
ちなみに在来工法の場合は、床材や壁のタイル張りにするなど浴室だけでも最低で150万円以上です。

あなたの理想の浴室のイメージを明確にし、予算を確保することで理想の浴室リフォームは近づいてきます。

なお、浴室リフォーム後、一番よく聞かれるお声は、「入浴が楽しくなった」というものです。「綺麗になったこと」「掃除が楽になった」というお声もあります。浴室リフォームをすることで、1日の疲れをとる入浴タイムが、以前より充実したものになっているようです。

そんな浴室リフォームを成功するために、ぜひしておきたいこと。それはショールームに行って、実際に製品を見て、触れて体感してみることです。床の材質などは、ぜひ靴下を脱いで「素足」で触れてみてください。

ただし、ショールームにはたくさんの高機能すぎる製品もありますが、それは実際の生活でどれだけ使うものか、落ち着いて慎重に選んで下さいね。

 

◆洗面所のリフォームを一緒に行うとお得◆

最後に、浴室リフォームを行う際に、併せて行ってほしいのが洗面所のリフォームです。

洗面化粧台の不具合や、洗面所の床がベコベコしているなどの場合、浴室リフォームと一緒に工事をしてしまえば、2回に分けたリフォームをするより費用も工期も無駄になりません。またプランの自由度もあがります。

洗面所リフォームは、内装が10万円~、洗面化粧台に10万円~40万円です。ところが、浴室と洗面所を一緒にリフォームすれば、1割ほど費用が安くなる場合も多くあります。

浴室リフォームを行う際はついでに洗面所のリフォームも見積もってもらって、賢くお得にリフォームをしましょう。

(株)ありがとうの家 代表 塩川昌志(二級建築士)